漆器の修理相談

百貨店に出店すると「家に古い漆器あるんやけど直せるかな？」って質問が 多いです。きっと購入されたとき 営業さんに「漆器は何年も使えるし 壊れても塗り直せるから便利やよ」って説明され購入されたんですよね。でも実際 直したいと思ったときに「買うより高い」とか「これ直せない」とか「当店が販売した品物しか直せない」って言われ なかなか直してもらえる業者さんに出会えないんですよね～(^-^;

あ！「」の内容は よく売り場でお客様に言われる内容です。

そんな お客様から半分諦め顔で修理できるか聞かれます。そんな時は「一度預からせて頂いて しっかり お品物を確かめさせて頂いたうえで 御見積書(修理期間・修理方法・修理価格が記入させたもの)を出させて頂きます。」「でも当店は輪島塗の製造販売店なので修理方法は輪島塗の手法です。それでも宜しいですか？」と伝えさせて頂いてます。

「直ぐに分からないの？」「だいたいで良いから言ってよ」と よく言われますが、中途半端な発言は後日 あぁ言った こぉ言ったと 揉め事の元になるので書式でご報告させて頂いてます。

こんな ワガママな桂月堂ですが、店長だけで年間 約200件ほど修理を預かってます。もしも「直したいんだけど何処に聞いていいんだろ？」「これ直るのかな？」「どんな風に直されるんだろ？」と迷ってるのなら 是非とも 店長に聞いてみて下さい。きっと親身になって話を聞いて 丁寧な返答してくれますよ(^-^)

写真はお客様から預かったお椀のビフォーアフターです。